シロアリ(白蟻)は、昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科 (Termitidae) の昆虫の総称。かつては独立目のシロアリ目(等翅目・Isoptera)に分類されていた。 ただし、旧分類の用語が一段階格下げされることになると、用語の混乱を招く恐れがあるとして、シロアリ目を残そうという提案もされている。
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植物遺体を食べる社会性昆虫である。熱帯から亜寒帯まで、陸上のほとんどの地域に分布するが、熱帯に種数が多い。
木造家屋などに棲みつき木材を食い荒らす害虫として忌み嫌われるが、自然界においてはセルロースの分解に携わる重要な要素(分解者)として不可欠な存在でもある。
白「蟻」と名がつけられているが、アリとは違って不完全変態のため、幼虫は成虫とほぼ同じ姿である。そして、ある程度成長すればニンフという階級を経て生殖虫(いわゆる羽アリで成虫にあたる)となって巣外へ出て行く。この生殖虫の翅は細長くて柔らかく、4枚がほぼ同じ大きさをしている。「等翅類」という名称は、この4枚ともほぼ同じ大きさをしている翅に因んだものである。この翅は折り重なるように畳んで背中に平らに寝かせることができる。ただしすぐに根元で切れて脱落する。それ以外の個体は終世翅を持たない。
触角は数珠状。口器は咀嚼型。頭部、胸部、腹部はその間でくびれない。腹部は膨らんで柔らかい。日本産のものは巣内にとどまるので白っぽく、足が短く不活発であるが、熱帯のキノコシロアリ類や餌を野外に探しに行くシュウカクシロアリ科の種類では、体色が白ではなく茶褐色や黒っぽいものもいる。それらでは手足も長く活発な種も多い。