抑圧された記憶そのものは実際にあると考えられる。なぜならば、たとえば多くの人が、自分の幼少期のことで、完全に忘れていたことを、成人してから、まったく偶然のきっかけでいきなり思い出すことがあることからも、そういう存在は類推できる。また、マルセル・プルースト『失われた時を求めて』などの大著は、ある意味でそういう記憶のメカニズムを語っている文学作品である。
抑圧された記憶の存在の可能性を示す研究じたいは複数存在しており、事例も多くある。しかし、現在のところその記憶の信憑性を確かめる術もほとんどなく、実際に回復記憶セラピーで冤罪が作られたというのも事実なので慎重論が強い。
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この概念はUFOが宇宙人の乗り物説において人間をアブダクション(誘拐)しているという事件の批判に使われる事がある。心理学者ステファン・ジェイ・リンはそれに関して催眠実験を1994年に行なった。明るい光を見たイメージや、時間を喪失したイメージを想像させた後に示唆を行ったところ、91%の被験者がそれと宇宙人との相互作用を考えたという。